月別アーカイブ: 2020年3月

法的不安定さから撤退を決断したオンライン決済サービス

日本人プレイヤーにとっては入出金がネックとなる

日本人プレイヤーにとっては入出金がネックとなる

オンラインカジノはペイアウト率96%を超える世界でもっとも利益を出しやすいギャンブルです。
ペイアウト率が96%ということは、平均すると100ドル使った場合96ドルが戻ってくるということです。
ビギナーズラックも起こりやすいパチンコの場合でさえペイアウト率は80%前後となっているので、オンラインカジノがどれほど利益を出しやすいギャンブルかがわかるでしょう。

「ギャンブルをするなら稼げるギャンブルを選びたい」
そう考えるのは誰でも同じです。
しかし、1つだけ知っておかなければならないことがあります。

オンラインカジノは海外のギャンブルです。
運営会社も海外の会社ですし、ゲームのソフトウェアも海外のソフトウェア会社が作成しています。

日本国内から利用することができてもその利用先はすべて海外となります。
そのため、ゲームをプレイすることは問題ありませんが、ゲームをプレイするための入出金がネックとなります。

海外の口座へ入金するには海外送金を用いるのが一般的です。
海外送金とその名を聞いただけでも、手数料が高く、送金に時間がかかることをイメージできると思います。

海外送金の手数料は1万円程度の送金でも5千円前後かかりますし、送金から着金までの時間は7日くらいかかってしまうことがあります。
これだけ入出金に手間と費用がかかると、どれだけ魅力的なギャンブルでもそう簡単には利用することができないでしょう。

しかし、こうした日本人プレイヤーにとってネックとなる入出金の問題を解消してくれた決済サービスがあります。
その決済サービスというのがネッテラーです。

オンライン決済サービスの代名詞

オンライン決済サービスの代名詞

ネッテラーはイギリスのマン島に本拠地を構える世界トップクラスのオンライン決済会社です。
世界160ヶ国の通貨に対応し、海外間の壁を取り払った資金の移動を行えるので、世界中多くの方が決済にネッテラーを利用しています。

また、ネッテラーは審査が非常に厳しいことで有名なロンドン市場に上場しています。
上場するには資金力だけではなく運営能力も問われます。
ネッテラーは資金力、運営能力共にイギリス国内において認められているということになるので、その信頼性に関しても安心できます。

ネッテラーは、インターネット上に仮想の口座を開設し、その口座を中継地点として資金を移動させることができるサービスです。
ネッテラー口座に入金さえしておけば、そのネッテラー口座を利用し支払いを行うことができます。

ただの口座間の資金移動ならば日本で言うところのインターネットバンキングと変わらないように思えますが、ネッテラーはインターネットバンキングのように銀行をはじめ金融機関のサービスではないため、間にその他の会社、機関を挟むことなく資金の移動を行うことができます。

そのため、24時間いつでも好きな時にネッテラー口座の資金を使って決済を行うことができます。

さらに海外間の決済であっても海外送金と比べて手数料がとても安くなっているので、オンラインカジノのような海外のギャンブルを行うにはぴったりの決済サービスであると言えます。
こうした海外間の決済を楽に行えるサービスがオンラインカジノに登場したことにより、日本人プレイヤーにとってネックとなっていた入出金の問題は残すことなく完全に解決されました。

予告なく行われた日本からの撤退

ネッテラーがあれば日本人でもオンラインカジノを満喫できる。
そう囁かれるようになっていた矢先の2016年の9月、ネッテラーは日本市場からの撤退を表明しました。

日本人プレイヤーが増えたのはネッテラーという便利な決済サービスがあったことによるものです。
その決済サービスを突然失ってしまったことで、オンラインカジノから離脱した日本人プレイヤーも少なくはありませんでした。

現在はエコペイズやアイウォレットなど、ネッテラーの魅力を引き継いだサービスが登場し定着しているので、日本人プレイヤーもネッテラーを利用できた時と同じくオンラインカジノを快適に楽しむことができるようになっています。
しかし、ネッテラーが撤退した直後はこれといったオンライン決済サービスがなく、日本人プレイヤーはオンラインカジノでプレイするのが一苦労でした。

ネッテラーはそれほど日本人プレイヤーにとって必要不可欠な決済サービスであったため、撤退後数年が経過した今でも復活を望む声が多く聞かれます。

ネッテラーが日本市場から撤退したその理由は?

ネッテラーが日本市場から撤退したその理由は?

オンラインカジノは違法ではありませんが合法でもありません。
日本で合法とされているギャンブルは競馬、競輪、競艇、オートレース、宝くじの公営ギャンブルのみです。

それならばオンラインカジノは違法ギャンブルなのではないかと思われるかもしれませんが、オンラインカジノは違法ギャンブルに適応される賭博罪にあてはまる部分がないため、合法ではないけれど違法ではないギャンブルとして成立しています。

ネッテラーが撤退した2016年は、日本政府によるオンラインカジノを違法ギャンブルに位置づけようとする動きがあり、実際にオンラインカジノの利用者が逮捕される事件もありました。

ネッテラーの撤退はこうした日本政府のオンラインカジノへの取り締まり強化を察知したことによるものと言われています。

ですが、その逮捕された利用者の中には後に不起訴を勝ち取った方もいるので、オンラインカジノの違法性に関しては現在においても認められていません。
こうした違法ギャンブルにはあたらないということからも、再びネッテラーに戻って来て欲しいと願っている日本人プレイヤーは今でも多くいます。